ノートのとり方
良いノートのとり方、というのについては、アメリカのキャンパスでも様々な
情報やサービスがあります。
しかし、それらは参考にこそするべきですが、最終的には自分のノートは自分で工夫して
作るのが一番効果的でしょう。
自分のノートがどうも分かりづらい、効率が上がらない、という人は、
ある程度慣れるまで以下のポイントだけをしっかり抑えてノートをとるようにしましょう。
慣れてきたら、自分のやりやすいノートテイキングを試行錯誤してみてください。
ノートをとるのには、講義、リーディング、リサーチ等があります。大体において各やり方に違いは
ありませんが、
ここで、一つ一つ簡単に見て行きましょう
講義、リーディング、リサーチに共通すること
単語単位で書き留めていくようにする(慣れてきたらフレーズも入れて)
→キーワードとなる名詞や動詞が主です
重要語や疑問点には印(マルで囲ったり、下線を引いたり、横に?をつけたりする)
→色分けするより効率的です。
余裕があれば、自分の感じたことなども記入しておく(ディスカッションやペーパー作成
の時に便利)
講義ノート
講義を聞くことに集中する。ノート取りに夢中になっていると重要なポイントを
逃してしまいます。
何をメモして分からない時は、
(1) 板書された内容を写す
(2) 講師の声の調子、繰り返していう言葉に注意してメモする(意味は分からなくても!単語が
分からない場合はカタカナ書きで授業あとに調べましょう)
(3) 自分の勘に頼る(一番頼りになります。これをしないとそもそも聞き取りは上達しません)
繰り返し出てくる単語で、長い語は略語を考える
→government=gov.t, because=b/c, without=w/o, market=mkt.
など、 特に略の決まりはないので、自己流で行きましょう(何の略かを忘れないように!)。
聞きそびったところ、後の説明を聞いてはっきりした所などが
書き込めるように、見開きの1ページにだけ書くか、一行空きで書く。
「あとで確認」の印を決めておき、その印のついた部分だけピックアップして
クラスメートや教授に質問できるようにしておく
番外編:聞き取り方のコツについてはこちら
リーディングノート
本に直接書き込めるようであれば直接書き込んだものと、別に書くノートの2つのシステムを
上手く連動させると効果的
テキスト中に直接書き込む方法については、リーディングの項参照
別ノートには、ページ数(それを参照して、直書きノートを見る)と、その部分のリフレーズ
(丸写しではない)、疑問、反論等を書き込む。
テキストを読んでいてひらめいた事項をリストアップし、矢印等を使って本文との関連を
示しておく
テキストが何回である場合は、イラストや図形、チャートなどで表す工夫をしても良い
(かえって時間がかかるけど理解は深まります)
リサーチノート
あらかじめブレインストームなどして調べたいことを書き出しておく
一項目につき一ページとか、何行分とか空けておく。
資料から情報を集める時は、資料名とページなどを書き入れておく。
まず、使えそうな情報を片っ端から書いていきながら、構成等を考えて別の欄にメモしておき、
矢印などを使ってどの情報を構成上どこに入れるかを書き留める。
集めた情報(=事実)と、それの意味するもの(自分の意見や、そこから導かれる結論など)
を並べて書いておく
もう一つ重要なのは、(特に講義中とったノートは)再度書き直す、という点です。
なので、最初のノートは見てくれは気にしなくて構いません。他人に見せる訳でもないのですから。
再度書き直し、といっても、きれいに書きなおすのではありません。
もとのノートに書かれたポイントを新しくまとめなおすのです。
この際は、
テストやpaperなどに出される課題を意識しながら重要事項を絞っていく
トピックのタイトル、サブタイトル、項目リストなど、自分が分かる形式で、分かりやすく書く
足りない情報(単語なども含む)を調べなおす
自分なりの質問と答えも書き入れておく
ということをきちんとやっておきましょう。2度手間のようですが、このノートが出来てしまえば、
テスト前にこれを読み返して、ポイントをチェックするだけでいいので、結果的に楽です。
キャンパスで講義ノートを購入できたり、友人のノートを見せてもらうのも自分の見落としたポイントを
確認するために有効ですが、経験から言うと他人のコピーに頼っていると、
内容はそれほど頭に入りません。
留学前から、リスニング、リーディングの練習の際はノートをとる練習も合わせてやっておくと
よいでしょう。
junquitoの講義ノートを見たい人はこちら
■■ 参考(ブログより)■■
ノートの取り方--手書きvs.タイピング
講義ノートの取り方--番外編
講義ノートの取り方--書くより聞く!
講義ノートの取り方--講義の聞き方
ノート取りにお役立ちのソフトウェア
Food for Thoughts...Jim Edwardのオーディオテキスト
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