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留学生お勧め洋書紹介

基本的には、管理人が多くを学ばせてもらった本をリストアップしていますが、アメリカで広く読まれて いるもの、よく話題になるもの、などを念頭においています。

日本では夏目漱石や三島由紀夫の名前や作品名くらいはいえないと困るように、アメリカでも 「知っていて当然」という前提のもと、名前や作品、フレーズが授業でぽんぽん挙げられる本、というのが あります。

こういった本は、話題に上がって気になったら即読む、あるいは新聞や雑誌などで繰り返し見るようで あったらそれを知っているのは「一般常識」なんだ、と思って読むようにするといいでしょう。

以下のリストはamazon.co.jpにリンクしています。すでに海外で勉強されている人は古本屋等で必ず 見つかるはずなので、そちらをお勧めしますが、日本で洋書を探している人は、ここからリンクに飛んで いただくとありがたいです。どうぞよろしく。

サーチする:
Amazon.co.jp のロゴ

順次、ブログのほうに詳細レビューを載せていきますので、興味があったらそちらもみてくださいね。

こちらも参考にどうぞ:アメリカ大学生のリーディングリスト100選

 

ROOTS by Alex Haley (購入の際は画像をクリックしてください)

この本を一番最初に持ってきたのは、管理人の独断。
留学中読んだ本の中で、一番インパクトのあった本であり、図書館で読みながら泣いてしまった 唯一の本。
文の最後にある「敗者の歴史」について、深く考えさせられました。
読み応えは結構ありますが、難易度はさほどでもないです。TVシリーズにもなったけど、やはり原書が お勧め。

日本語でまず読んでみたい人はこちらもチェック

ルーツ 1 (1)
ルーツ 2 (2)
ルーツ 3 (3)



1984 by George Owell(購入の際は画像をクリックしてください)

そろそろ、1984年以降に生まれた留学生が半数以上を占める時期ですね。
「完全に時代遅れの本」といってしまえばそれまでですが、社会主義を目指す国家が全て 失敗に終わってしまった今、「もし国家が個人を完全に支配するようになったら」という仮設に基づいて 作られたこの小説を読んで、冷戦時代の緊張がいかなるものだったかを知るいい材料になると思います。
"Down with big brother!"の名セリフ(?)は、アメリカの政治家などに対してもキャンパスでは使われること があるので、少なくともBig brotherが誰なのかは知っておいたほうがいいですね。

日本語でまず読んでみたい人はこちらもチェック

1984年

 


THE WORLD ACCORDING TO GARP by John Irving(購入の際は画像をクリックしてください)

個人的に、John Irvingのファンでこのほかにも多く作品を読んでいるのですが、これが処女作と言うことで。
これを読んで気に入ったら、他の作品も読んでみると、一貫したテーマ、というか著者のスタイル(年代記風、 親子関係、性、フェミニズム、死、など)が見えてそれだけで研究対象になりそう。
Garpの誕生から、なんか非現実的でばかばかしいんだけど、読み終わるとなぜか切なくなってしまうような作品です。

日本語でまず読んでみたい人はこちらもチェック

ガープの世界〈上〉
ガープの世界〈下〉

個人的にベストだと思うJohn Irvingの作品

A Prayer for Owen Meany
映画「サイモン・バーチ」の原作。Owenの名が変わってしまったのが謎

 


ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST by Ken Kesey (購入の際は画像をクリックしてください)


1984のBig Brotherに並ぶのが本書にでてくるBig Nurse。

1984年は、全体主義ということで、なじみの薄いトピックになりつつありますが、こちらは「施設」、いわゆる Institurionalizationを扱っていて、現実に起こっていそうなところが怖いですね。
映画は見ていないのですがMacMurphy役のジャック・ニコルソンは皆さんもチラシなどでも見たことがあるのでは (そういえば、私、Shiningも読んだだけで映画見てないな)。ラストシーンはアニメ、シンプソンズでも パロディー化されるなど、かなりの人が筋は知っていると思います。
精神病院という施設の中で、何が普通で、何が異常なのかそれを判断する基準は何(誰)なのか、よく考えると 難しいですね。軍や、日本の学校などと照らし合わせても、考えさせられるメッセージが結構あると思います。

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カッコーの巣の上で



JUST ABOVE MY HEAD by James Baldwin (購入の際は画像をクリックしてください)


上記の本に比べるといささか知名度は低いものの(日本語の訳書が見つからなかった)、アメリカ、とくに 黒人文学では知られた作家です。
彼の作品もだいぶ読んだのですが、個人的に一番印象に残っているのがこれです。(有名、といえばAnother Country かも)

著者が異なる作品で扱うテーマは人種、宗教、家族、そして同性愛。
この作品ではゴスペルの天才歌手で ありながら黒人のゲイというアイデンティティに悩む弟と父親にレイプされる少女宣教師の幼なじみとの関係を 通して、主人公の少年期から青年期までをつづっています。単なる「白人が悪」の黒人文学と異なり、様々な 人間ドラマがすごく面白くて引き込まれます。

 



SILENT SPRING by Rachel Carson (購入の際は画像をクリックしてください)


大学に4年いれば、一度は読まされるんじゃないかと。

環境学、政治学、地理、歴史、英文学--と、あらゆるクラスの課題図書になっていました。
環境汚染の警告がテーマですが、書かれたのは60年代初期。目新しいことはない一方で、 半世紀も前からこういったことがうたわれているのに関わらず、現代社会の対応の鈍さに 唖然としてしまう。
そこら辺に視点を持っていくと、今日でもかなりインパクトのある作品だと思います。

化学式とか、化学反応の過程とか、語彙は難しいけど、専門用語を無視して読んでも 結構趣旨は伝わります。
自分はこの本から何を学びたいのか、をあらかじめ確認してから読み始めるととっつきやすい。

日本語でまず読んでみたい人はこちらもチェック

沈黙の春



I KNOW WHY THE CAGED BIRD SINGS by Maya Angelou (購入の際は画像をクリックしてください)

エスニック・スタディー、アフリカン・アメリカン・スタディー、ウーマンズ・スタディー …この本も、文学系の授業では引っ張りだこです。

黒人文学って、男性作家と女性作家ではっきりジャンルが別れるので興味深い。

白人憎し、差別反対!といったメッセージがはっきり見て取れるのが男性作家の作品なのに対し、 女性作家は人種差別、という環境は客観的に捉え、その中で生きる人物の喜び、悲しみを (黒人、として出なく)一人物として書き出す。(トニ・モリソン然り、アリス・ウォーカー然り)

この本も、マヤ・アンジェロウの自伝になってるけど、当時の社会の不条理に憤慨する、というより、 自分の世界で生きていく女の子の好奇心、出会いとの喜び、そんなのが伝わってくる。

そういう意味では、L.I.ワイルダーの「大草原の小さな家」とか、はては井上靖の「しろばんば」 なんかも連想してしまう。

詩人として活躍している人だけに、言葉がすごく洗練されてて、イメージに訴えかけてきます。 (特に食べ物のシーン!!)

日本語でまず読んでみたい人はこちらもチェック

歌え、翔べない鳥たちよ―マヤ・アンジェロウ自伝

CHEESEBURGERS他 by Bob Greene (購入の際は画像をクリックしてください)

80年代の、アメリカを代表するコラミストのコラム集。
ニュースなどでは語られることのない、どこにでもある町の、どこにでもいる人を取材し、物語に したり、アメリカのポップカルチャーに対する自分の見解等を面白おかしく語っている。
読んでいて感心するのは、その視点の鋭さ、感受性の強さ、そして文章のすばらしさ。
アメリカを知りたい人は必読。英語の文体なんかについても勉強できます。
自分の場合、この人の著書の多くは邦訳で読んでますが、井上一馬氏の訳は、やはりすばらしいです。

90年代になって、長編小説も書き出したようですが、こちらについてはまだ読んでいないので、読んだら コメント付け足します(笑)

他の著作
American Beat (上記作品と同じようなコラム集)
Be True to Your School: A Diary of 1964(高校時代の自伝)
Homecoming: When the Soldiers Returned from Vietnam(ベトナム帰還兵のインタビュー記)

日本語でまず読んでみたい人はこちらもチェック
アメリカン・ドリーム
チーズバーガーズ―Cheeseburgers
マイケル・ジョーダン物語
ホームカミング


The Outsiders by S.E. Hinton (購入の際は画像をクリックしてください)

アメリカの高校生の必読書!?授業でもよく使われているようです。

著者S.E. Hintonが若干16歳で書いた60年代の大ベストセラー。ジャンルはヤングアダルト、量もそれほど多くなく、難易度も低いけど、ストーリーには圧倒される。文学作品としての評価も高いです。

私の年代だと、映画の方が印象強いはず。今じゃ名前も忘れられた人が多いが、ラルフ・マッチオ、トーマス・ハウエル、マット・ディロン、パトリック・スウェイジ、ロブ・ロウ、エミリオ・エステベスに、トム・クルーズと、まさに夢の共演。(誰が誰だかわかるかな??↓…)
   http://www.impawards.com/1983/outsiders.html

ウェストサイドストーリーの現代版、と評価されることもあるけど、2つのギャングの抗争、だけではくくれないものがある。それは、やっぱり10代の時に読まないと、多分オトナには理解できない。家庭問題や貧困を抱えた子供達が、固まって助け合いながら必死に生きていく。なのに、世間はそんな自分達を容赦なく追い掛け回す。そういったやるせなさが、彼らの視点からリアルに描かれています。

洋書を読みなれていない人、どんなものを読んでいいか分からない人、お奨め。

Hintonの作品では、こちらもお奨め(こっちはエミリオが監督、主演した。確か邦訳で読んだはず)
That Was Then, This Is Now

Hintonのサイト(映画撮影の裏話とか面白い)
http://www.sehinton.com/

日本語で読んでみたいヒトはこちらもクリック
アウトサイダーズ
さよなら、金色のライオン

 

 



Black Like Me by John Howard Griffin (購入の際は画像をクリックしてください)

この本も、社会科学ではよく取り上げられます。
外見上は人種差別(Segregation)が取り除かれたといわれる1950年代終盤のアメリカ南部の州の 真の状況を確かめるために、白人である筆者が肌の色を変え、黒人に成りすましてこれらの州に 潜入します。

白人に心を開かない黒人の本当の声を聞きたいと思っての実験だったのに、筆者が発見したのは 白人が自分の人種には決して見せない黒人に対する憎しみと軽蔑--。
完全に隔離された2つの世界を行き来した筆者の体験記は、当時大センセーションを巻き起こし、 彼自身黒人の市民権運動家同様に、あらゆる脅しを受けたようです。
単なる貴重な体験記に終わらず、彼の当時の人種差別に対する見解がかなり深く語られていて興味深いです。
なぜ、黒人は貧困の生活を強いられるのか、なぜ、白人は黒人をこれほどまでに憎むのか、この差を 埋めるには、我々は何をすべきなのか--
エピローグとして、この「実験」から10数年後の黒人による人種暴動、隔離主義などにも触れ、当時の人種間の テンションを知るのに参考になると思います。

「私のように黒い夜」という題名で、邦訳が出されたようですが、現在廃刊のよう。
 

 

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